株式投資を始めた時は、みんなそうだと思いますが、私も同じでした。
私の場合は旦那に内緒で始めたので、まずは大きな損失を出してはいけないという大前提がありました。ばれても大きな損失さえ出していなければ家庭内に大きな亀裂が走ることはないだろうという考えがありました。
そこで、まずは大きな損失につながる倒産する可能性の低い株というところから考えめたのでありました。
そこからいろいろ自分なりに経験も積み、勉強してたどりついた現在の考え方を書いていこうと思います。これはあくまで現在の考えなので、またいろいろと変わっていくのかもしれません。
私がどのような会社に投資しようかと考えるときには、投資銘柄を大まかに次の3つに分類して考えています。
①安心安全割安株
②優待株
③その他
まずは、安心安全割安株です。
これは、名前の通り倒産したりして株券が紙くずになってしまう可能性が非常に低いと思う株です。ただ倒産しないだけでなく、割安なのであまり値下がりもしないはず(だと私は思ってる)の株ということになります。
その安心安全割安株の選び方ですが、まずチェックする項目は、自己資本比率です。
これは安心安全度のチェックになります。
自己資本比率は高ければ高い程、借金をせずに自前の資金で経営をしているということです。自己資本比率が高いということは、わかりやすくいえばお金持ち企業ということです。
ですから、1期や2期くらい赤字を出してもビクともしませんので、業績が回復するまで安心してじっくり待っていることができます。
次はPBRです。
PBRは、Price Book-Value Ratioの略。
割安度のチェックです。
これは株価が純資産の何倍になっているのかということを表しています。
目安としては、PBRが1未満の銘柄を探します。
PBRが1未満ということは、会社の資産の総額より安く株が売っているということです。理論的には、会社の株をすべて買って会社を解散すると利益がでるという状態です。
(実際には工場の設備など資産価値通りに売却することができない資産もありますので、理論通りにはいきません。)
つまりPBR=0.9というのは、100円の価値のものが90円で売られているということです。そんなことあるわけないと思うかもしれませんが、実際にかなりの銘柄がPBRが1未満に放置されています。
この2つの指標に問題なければ、安心して長期保有できます。
せっかく安心安全で割安の銘柄でも配当が十分なければ、株式を保有している意味がありません。ですから次にCheckすべきは配当です。
まずは、配当利回り。
定期預金の利息と同じようなイメージです。長期で保有して利益を上げるには大切です。
2,3年前までは、4-5%の利回りのある銘柄もそれなりにあったのですが、今は全体に株価が値上がりしてきているので3%くらいを目安に考えるのがいいのではないでしょうか。
配当の仕方は、会社によって方針が違っており、大体毎年同じくらいの額を配当する安定配当の会社と、その年の業績に従って配当額が大きく変動する会社があります。
私の好みとしては、安定配当の方が長期的な配当額が計算しやすくて好みです。安定配当の会社でも配当がずっと同じというわけではなく、業績が良ければちょっとずつ配当を増やしていきます。
配当に関しての次の注意点は、配当性向です。純利益の何%を配当として株主に分配しているのかということです。毎年同じ額の配当を出していると、業績がいい年は配当性向は下がって、業績の悪い年は配当性向は上がるわけです。ですから毎年同じというわけではありません。
注意が必要なのは、配当性向が高すぎる場合です。その場合は、業績が悪くなったときに、安定配当を維持すると純利益以上に配当を出さなければならなくなります。自己資本比率の高い会社は、今までに積み上げてきた利益剰余金が十分あるので問題はないのですが、数年続くようだと減配の可能性も出てきます。
それに対して、配当性向が低く、安定配当をしているのであれば、業績が悪化しても減配の可能性はあまり高くないわけです。
もちろん、どんな事業をしている会社なのかとか、業績はあんていしているのか?数年のうちに赤字を計上していないかなどもチェックします。
具体的な目安としては、
★自己資本比率 75%以上
★PBR 1未満
★配当利回り 3%以上
・安定配当
・配当性向20-40%程度
・業績は安定
・数年来赤字を計上していない
といったところです。
ただし厳密にこの通り守っているというわけではなく柔軟に対応しています。
例えば、自己資本比率が72%で75%にちょっと届かないけど、配当利回りは3.7%あって、その上株主優待もあるからこの銘柄に投資しようとかいう感じです。
皆さんも数字を微調整してスクリーニングしてみてください。
②優待株 と ③その他 は、次回以降にご紹介しますね。
それでは。