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2017年1月12日木曜日

新年早々ですが、10年程前にやってしまった大失敗の話。恥ずかしながら公開します。

こんにちは。

新年早々ですが、今日は過去にやってしまった大失敗投資の話です。

もう10年以上前の話になります。株主優待に目がくらんで株を買ってしまった会社が破綻して、最終的に上場廃止になってしまいました。

旦那に内緒で株式投資をしている以上は、大損失は避けなければいけないところです。信用取引を行っているわけではないので、どんな大失敗をしても借金が残るということはありません。さすがに信用取引は、内緒ではできないなと思っています。

借金が残らないからといって大きな損失をしていると、突然大きなお金が必要になった時にどこにもお金がないということが旦那に発覚してしまうので大変です。幸い今のところそのような事態には陥っていませんが・・・。

今回の件を教訓にしてそれ以降は、大きな損失を出すことなく投資を続けています。もちろんうまくいっている銘柄ばかりではありませんが、株価が低迷しても塩漬けにしておく覚悟ができる銘柄か、リスクを取りたいときは投資単価の小さい銘柄を選ぶようになりました。

さて、その大失敗投資の話に戻りますが、その大失敗銘柄は「タスコシステム」です。

タスコシステムという名前からでは、何をしている会社かは、すぐにはわからないと思いますが、この会社は居酒屋のチェーン店などを展開していた会社です。

株主優待は、もちろん店舗で使える優待券でした。金額などの詳細はよく覚えていませんが、株価の割りに優待券の金額が大きくて優待利回りがよかったのではないかと思います。

投資開始前には、実際にタスコシステム傘下の店舗にも旦那と二人で行ってみました。
昼間は蕎麦屋で、夜は蕎麦屋風居酒屋になるというスタイルのお店だったような記憶があります。ざるそばに本物のわさびと小さなスリがねがついてくるお店でけっこうおいしい蕎麦が出てきてちょっとよさげな感じでした。これならば、株主優待券を使ってランチをこのお店に食べにきてもいいなと思って投資を開始しました。

株主優待に目がくらんでいたので、財務状態とかあまりよくチェックしていませんでした。外食系なのでたぶん自己資本比率は高くなく、一撃であっさり破綻してしまったのでしょう。

後から振り返れば、株主優待の利回りがよいということは、株価がすでに下がりはじめていたということだったのですよね。まだまだこの頃の私は甘かったです。

さて実際の投資ですが、開始したのは2006年のことです。

2006年6月 81500円 1株 買い

株主優待はもらえたものの、程なくして会社は破綻しました。

2007年4月 13640円 1株 売り
        13640円 1株 買い

放っておいて上場廃止になってしまうとどうなるのかよく知らなかったので、市場で売買できるうちに1回損失を確定させておこうと思ってクロス取引をしました。そろそろいったん株価が盛り返したりしないかなぁなんていうあまい期待もあったような気がします。

結局、経営再建のスポンサーがついたのだけれど業績が回復することなく、上場廃止が決まりました。その前にあきらめて売却。

2007年11月 4850円 1株 売り

これで撤退完了でした。

最終的な損益は、69015円と9000円の損失で合計80000円近い損失となりました。

かなり高い授業料となってしまいましたが、これに懲りて財務的な余力に十分注意して投資するようになりました。また、株主優待に目がくらんで変な銘柄に投資してしまわないように注意するようにしていますが、こちらはなかなか実行が難しく、株主優待には大いに惹かれてしまいます。

幸いにして、タスコシステムのように投資した銘柄が破綻してしまうという事態には、その後遭遇していません。シャープや東芝のような例もありますし、車のエアバックで独占的地位にあったタカタのような例もありますので、どこの会社ならば大丈夫かなんていうのはわかりませんが、今後もコツコツとがんばっていく予定です。

今回は、大損失をだした銘柄の紹介でした。それでは、また。